はろうぃん
僕は直接の参加はしないものの、イベント毎にやりたいことだけやらせてもらってるのですが、
昨日のハロウィンで彼らはゴーストハウスと称して日本のお化け屋敷をキャンパスに作ったんですな。
少し準備を手伝っていたし仲のいい友達が集まりそうだったので、サッカーをしたあと直行で見に行ったわけです。
見学のつもりが、フライヤー配りとか雑用とか手伝っちゃったりしてね。
脅かし役の休憩時間に中を覗かせてもらったけど、これがどうしてなかなか、よく出来てるんです。
最初は茶室のにじり口みたいにかがまないと入れない。沢庵が行った入室者に外界と中の違いを意識させる「かがむ」という行為。
茶室を意識したのかしてないのか知らないけど、このアイデアにはやるねぇ、なんてニヤッとさせられました。
それからは広い部屋をまんべんなく使って迷路のようにくねりくねりと歩かされる過程でびっくり仕掛けが待っているわけです。
僕は途中からする事も無くなったので、入り口で流していた映画「呪怨」(←うねりが多くて形として怖い字)を見てたら、はまってしまった。普段怖い映画は見ないのでどんなもんかね、と思っていたけどこれがなかなか良かった。日本人以外がどう映画を見るか、という反応も間近で見れたからよかったかな。こっちではThe Grudgeという呪怨のアメリカ版が公開中だからオリジナル版への関心は高かったです。
それでも中に入ったお客さんがキャーとかギャーとか、いっひっひぃ!とか叫んでるのが外に聞こえると外のお客さんの気持ちに期待が膨らむらしく、みんなの視線は呪怨から一気に扉の向こうへ。
呪怨が終わってからは僕も中で脅かし役をやらせてもらいました。脅かすほうも、脅かされる方も目一杯楽しんでいていい雰囲気でした。なんかやりたい放題やらせてもらって。
こういうイベント、僕は結構好きです。
どうしようもなく小さいイベントだし、足りないところも多いんだろうけど来た人が楽しめていたこと以外に、何より
開催側が自己満足で終わっていなかったのが見ていて気持ちよかった。
こういう素人が行うイベントってほんとピンキリで、いくら人気があって規模が大きなイベントでも、開催側が内輪ノリで一番楽しんじゃってるとやっぱりお客さんはそこまで楽しめなかったりする。お客を巻き込めるならいいんだけどさ。今回のイベントは役目をそれぞれが果たし、入場料に対してしっかり見合うものを提供できていたんじゃないかな、と思えるいい場でした。
中に入って行く人の割合はアジア人が多かったけど、他のイベントに比べて普段来なさそうな人たちも来てて興味深かったな。
そうさせたのはフライヤー効果なのか、イベントの規模なのか、コンテンツなのか。マーケティングだね、こりゃ。