Saturday, August 07, 2004

右の翼と左の翼の中間って何? 無関心?

 女性が天皇になれなくて、しかもそれが法律で決まっているなんて知らなかったよ。
てか、興味がなかったんだよね、皇室に。どうでもいいというか、実際何しているのか知らなかったし。
だからアメリカに来てから皇室について聞かれても国の象徴だ、としか答えられなかったり。

 でもちょっと前のニュースで出てきた雅子様のストレスの話はひっかかった。
皇太子様がテレビで話した内容はなぜかぐっとくるものがあった。
きっと伝統やしきたりなんかから来る重圧と妻への夫としての想いの間で板挟みにあったのではないかな、と思うと慎重に選ばれた言葉から十分苦悩している事が伝わってきた。その苦悩が人間らしいと思った。
何でいつも微笑んでいて、本当にはよくわかっていなかった皇室の仕事について興味がわいてきました。

それとは関係なく、くるりのサンデーモーニングを3時間くらい続けて聞いている僕。
一曲リピーターになりつつあるなー。

サンデーモーニングを聞きながら雅子様に関する新聞記事を読んでいたわけだけど、
感情を表す事が仕事みたいなミュージシャンと、私生活を語らない事は暗黙の了解で、もくもくと職務をこなす皇室の人たちとのコントラストに切なくなった。
誰にだって出来る事、出来ない事の制約はあるのだろうけど、皇室はもっとオープンになっていいんじゃないかな、と思った。そしたら国民からもっと関心を持たれるんじゃないかな、と。

 日本的な奥ゆかしさ、恥の文化って硬質に限らず大切だしいい事だと思うけど、どんどん変わっていく時代でそのマイナス面ばかりが強調されがちな気がする。国として変わるべき部分と変わらないべき部分をはっきりさせていくことが大事なんじゃないかなぁ、なんて。

 文化を変えるというと変な言い方だけど、どうせ文化は時代の風に流されて誰の意思でもなく変わっていくものなんだから、それならもっと日本にいい風に意識的に風向きを変えてもいいんじゃないかと思ってみる。(他のどこの国にも迷惑をかけないで。アメリカの一部の政治家はシオニズム実現を本気で目指してて、シオニズムについて書かれた聖書の内容が実際に起こるのを待つのではなく、自ら書いてある内容を実践してしまおうとしている。ってしようとしてる事は戦争なんだけど。記事を読んだけど、そんなのとは比べんでちょ)
 自国の文化って、その国の人一人一人のアイデンティティに深くつながるわけだから、誰にとっても他人事ではないし。日本の文化は日本に長く住んでいる国民にとっては至極当たり前だ。改めて文化って・・・なんてこのテキストみたいに言ってても、あるのが当たり前だから、だから何?感覚でわかるでしょ?というのが実感だと思う。でも、当たり前だからこそあまり自分の文化について知らない、客観的に見れないという事も事実だ。

 僕はアメリカに来るまで他の国と実際に日本を比較した事がなかったから、日本そのものに関心がなかった。幸い外から日本を見るチャンスに恵まれている。外から見る日本は楽しそうだけど、どこか頭打ちしている雰囲気がある。なんか、天井の低い小さな家でわいわいやっているような。アメリカは新しい事に寛容で、よくも悪くもいい加減だから、常に何かが起こる気配がある。(繰り返し 良い事も悪い事も。) 日本でも面白い事してたり、学生で起業していきいきしている人ってのもいて、そういうのっていいな、と思う。もっと沢山突飛な事をする人が出てくると面白いなぁ、と思う。そのために社会全体が変わろう、とするのも悪くないじゃん、なんて思ってみた土曜の午後でした。言うは安し行うは難し、と。僕は考え続けます。


 学校だったか、会社だったかで聞いたっス→ 『伝統は守るものではない、壊すものだ!』
熱いね、この一言。もっとスパッとかっこいい言葉で表現されてたんだけど。形を壊しても、そのコミュニティに必要なものは必ず残る。どんどん更新していくんだ!ってことですね。まずいのは、伝統にしがみついて化石になってしまう事、って意味。


 ちなみにこれ書いてて、こういう内容って「右だ左だ」って言われるのかな、と思って右翼と左翼についてネットで見てみた。しっかりいらっしゃるのね! それはいいとして、なにも右、左、と言っていると国を思ってる人がそれしかいないような印象になってどうもいけすかない。国民の何%かしかそういう人っていなそうな気がするけど。するとみぎとひだりのあいだは、無関心なのかな? ってこと。ある意味一番タチ悪いぞ。

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