わすれな歌
派手さはないけど、じわりと良さがしみて来た。この冬見た中で一番いい映画かも!
どこかで前評判を聞いていたから借りてみてみた。
きっと湿気が多い地帯なんだろうに、べとべとした感じのない爽やかな登場人物たち。それが都会へ行くと、あ、ここも汚い都会かよ、と思う。人も街もその国らしいというより、「都会らしい。」 カメラが村に戻ったときの自然のなんときれいなことか。野草の色、川の色、潤いに満ちた色。
これで終わっちゃうの、と最後は思ったものの、物語が自然に頭の中に残っていて後からどんどん反芻されてきた。
まっすぐな気持ちが大切だ。それが田舎に暮らす主人公が場所を点々とすることで痛いように分かる。人間は環境に左右されてしまいやすいからこそ、より自分自身でいられる場所で、精神的に裸でいられる人といることが大事なのかもしれない。
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