久しぶりの投稿です。
今日はグループプロジェクトについて。
現在進行中のグループプロジェクトは、
Operations Management (以下OPM - 運営管理学)
Human Resource Management (以下HRM - 人材管理学、組織論)
の二つ。グループプロジェクトってメンバーと話し合って、与えられた課題を完成させたり解決するもの。最終的にレポートを提出します。OPMでは子供用のお絵描きセットの資材集め、製造、販売経路の選定までをまとめる。HRMではミシガン郊外にある工場で起こっているある問題の解決策を提供する。そんなことをしてるんですね。
で、あれやこれや、言いながらグループメイトとディスカッションして作り上げる訳です。
ちょっと変わっているのが、グループ誓約書。
グループのゴール、してはいけないこと、決まりが守れなかった場合の事などをメンバー全員で書く訳です。この時点で教授から公に、グループメイトをグループから解雇する権利を全ての生徒が与えられているんですね。その時は、なんて怖いこと言うんだ、と思ってました。友達は前マーケティングのクラスですべき事をしていたにもかかわらず、クラスの終了直前に解雇されてるしね。
何で解雇が怖いかというと、もろ成績に響くからなのです。アメリカの大学は成績が全て。特に経営学部は点取り屋だらけで、みんな平気で一点のために教授にクレームをつけます。そんなの嫌いだね、とのほほんと暮らしてきてた僕も今は点取り屋にならざるを得ません。一点でも多く欲しいのが実情です。
こちら英語のハンデでお荷物になりがちな身分なので、最低でも自分の仕事は果たさないとクビになっちまう!と帯を締め直してプロジェクトに望んだわけです。ところが、最初はグループについていくのに必死で毎回ドキドキだったのが、最近はドキドキを通り越して、理解不能で呆れ半分、たまに怒り心頭だったりするわけです。
こっちが必死こいて4、5時間かかった事を、本気出せば1、2時間で出来るでしょってグループメートたちがさぼる、さぼる。しかもミーティングに現れない。弁解の電話はおろか、e-mailすらなし。来ない=仕事もしてこないので、予定通りに進めるために僕らは彼らの仕事をする。それも一度や二度ではなく。
こないだはこんな感じ。
集合時間を20分過ぎても5人中2人しかいないからメンバーに電話してみたら、「今起きた。キャンパスにいるから15分で行くわ」と眠そうなデニス君。おい。早く来い。でも結局いつまでたっても彼は姿を見せなかった。電話したら繋がらなくなってた。もう一人エリザベスは、前日夜のミーティングの知らせのe-mailに「行くわ」と書いてたのに、来ない。同じく電話もつながらない。
少人数で苦労して書き上げたペーパーをチェックしてもらい、そこで10枚のペーパー約半分の書き直しが必要になった昨日、またしても彼ら二人は来ず。マットは他のプロジェクトで時間を割けないとか言うから、ジェシカと僕で仕上げる。(といってもジェシカが書く。僕は隣でアイデアを出すのみ。そうなのです。ミーティング中はいつだって力不足を感じる瞬間。英語のハンデは、話す、書くだけじゃなくて、思った事を伝えるスピード、資料から必要な事例を拾い上げるスピード、的確さすべてにあるわけです。だから、僕が出来る事は与えられた仕事をこなす事、できる仕事があれば率先してやる事くらい。)
その日は、ペーパーの直しにほぼ午後すべて費やす。テスト勉強するはずだったのにさ。
もう、その日来ない二人に三人でぶち切れ。あの二人を解雇しよう、という話になったのは自然な成り行きでした。
一番に解雇されるんじゃ、って冷や冷やしてた人間がまさか連名で最終勧告のメールを出すことになるとは思いもしなかったよ。
もちろん彼らだって最初は仕事をしてたから、チャンスはあげた。それを無視したら終わり。
そしていつも通り、未だに返事なし。全く何を考えているのか、意味が分からない。甘えすぎ。
実はこういう話は結構あるようで、友達に言っても、さして驚かれません。グループメートに恵まれなかったね。と言われて終わりです。全ては人間関係なんだと思います。自己責任の国だけど、来ない人をどうモチベートするか。どう次に繋がる仕事を共同でするか。必要なものをどう手に入れるか。ただ、自分の力だけではどうにでもならない事もあることを痛感中。
そんなプロジェクトと共に、テストががんがんやってくる訳です。あとテスト4つ!